ピルはコンドームよりもはるかに避妊の確立を抑えることができ、その確立はほぼ100%として世界中で利用されています。また子宮内膜症や月経痛などの症状改善にも効果があるので女性にとってとても心強いお薬なんです。

避妊薬で血栓症のリスクが増大するのは本当?

避妊薬、ピルには避妊という目的において非常に高い効果がありますが、一時期この避妊薬によって血栓症のリスクが増大するというように言われたこともありました。
事実として、2010年11月に発売された低用量ピルでは発売以降、3人の女性が血栓症によって死亡したという報告がありました。
そのため血栓症のリスク増大の恐れがあるということを避妊薬の警告文書に添付することを義務付けました。
このことを見ると、避妊薬が血栓症のリスクを増大させるということは間違いありません。
ではどうしてそのようなことが起きるのかと言うと、避妊薬は女性ホルモンを配合した医薬品であるということが大きな理由です。
女性ホルモンは女性の身体の中で作られるホルモンなのですが、この女性ホルモンには血液を固める作用があります。
そのため通常の女性の身体の中でも血栓症が出来てしまうリスクがあるのですが、そこに避妊薬を追加で投与することによって普段よりも多くの女性ホルモンが体内をめぐるようになり、それによって血液が固まりやすくなるのです。
ただしかし、血栓症のリスクがあるから飲まない方が良いというように判断していいのかと言われれば、これは冷静に考えるべきこととなります。
そうしたリスクがあるからと言って服用をせず、避妊が出来ないということになれば問題ですし、また不妊症などを抱える人に対しては治療目的のために処方されることもあります。
そうした事情が無い人でも生理不順の治療や生理痛の緩和などのメリットがあることも事実ですし、最終的には総合的な判断が必要になるでしょう。
ただ、同じく血栓症のリスクを増大させる喫煙行為に関して、一日当たりの喫煙本数が15本以上となる35歳以上の女性に関しては避妊薬の処方が禁止されるなどの措置が取られてもいますので、判断については必ず医師に相談するようにしてください。